
2022/04
東京都市大学 新7号館

東京都市大学の新7号館の学習環境デザインを
担当。設計事務所のシーラカンスK&H様と協力して、学生のコモンズ空間を中心にデザインしました。
学生自身が自分たちの居場所として、利用できるように、作りこみすぎない
余白を残した空間にデザインしています。学生が自由にカスタマイズしたり、つくりこんで
いけるように、家具は軽量で、移動容易なものを配置。
またインフォーマルなコミュニケーションを発生させる場として、リビング空間なども
配置しました。各エリアはクリエイティブラーニングの考え方を軸に、想像→創作→試行錯誤→共有→振り返りというサイクルを意識して作られています。

イマジンゾーン
ハイテーブルで
立ったままのアイディア出しに
利用したり、エントランス入ってすぐ
外から見えるスペースのため
展示などにも利用できる
フレキシブルなスペース。

クリエイティブゾーン
大型テーブルを配置。
大きな机上面や広い作業スペースを
確保し、学生がクリエイティブな
活動をできるようにしています。

プレイゾーン
学生は自由に家具を動かして
試行錯誤できるエリア。
可動式のテーブル、
軽量で上部なチェア
折りたたみホワイトボードなどで
構成しています。

シェアゾーン
通常時はグループワークの場として
サークル上のベンチは客席にもなり
学生のプレゼンテーションの場にも
なります。

リフレクションゾーン
振り返りの場。
リフレクションは後傾姿勢で
リラックスした状態で行うことで
意見が出やすくなります。
そのため、可動式の
ソファで構成しています。
ソファを可動式にしているのも
学生が自由に場を作れるように
するためです。
可動モニターもあちこちに置いています

リビング
学生が自由にラフに過ごせるように
家のリビングのような空間を作りました。
ソファーやダイニングテーブル、たたみなど
学びから離れて、インフォーマルなコミュニケーションを通して、学生同士のつながりが
広がっていくことを目的としています。

グループワークゾーン
オープンシェルフで柔らかく
区切られたスペース。
中長期的なグループ課題や
プロジェクト活動などに
利用できます。
荷物を一時的に置いておくこともできるので
議論や作業が停滞せず、進めることができます。

サイコロスツール
7号館のあちこちにあるのが
専用に制作されたサイコロスツール。
スツールとしての機能はもちろん
テーブルにも、つなぎ合わせて
ベンチにも、積み上げて棚にも
使える万能家具です。

屋外空間
屋外にはオブジェのような
家具を配置。
椅子とテーブルが一体に
なっていて
座りたくなる、会話がはずみそうな
雰囲気を作ってくれています。
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