

ラボではこの夏休み、大きな挑戦をしました。昨年の夏休みはチームでクレイアニメを製作しましたが、今年は劇に挑戦!それもお話からこどもたちが創る 0→1の劇製作です。
こどもたちは学年・学校バラバラの5チームに分かれて、劇のお話し作りからスタートしました。
物語の構想・台本製作

0からお話しを考えるのは本当に難しく、みんな何から手をつけたらいいのだろうと困っている様子でしたが、徐々にお話しが膨らんでいきました。
だいたいのお話しができあがった後は、台本をつくります。書き方だけをレクチャーし
セリフや動きを考えながら、お話しをより具体的にしていきます。
このあたりは、上級生や読書が好きな子が引っ張てくれて、各チーム無事に台本が完成しました!

劇の練習・小道具/衣装づくり

台本ができあがったら、劇の練習です。
最初はみんな恥ずかしくて、棒立ち、声も聞こえない状況でしたが、練習を重ねるうちに
いい感じのアドリブや動きも出てきて、見ている大人も熱が入ります。
小道具や衣装づくりもこどもたちが積極的に制作している姿が見れました。

熱が入る瞬間
とはいえ、こどもは25人いて全員が同じ熱量でやるのは非常に難しいです。
「〇〇が全然やってくれない!」というクレームや道具の貸し借りでもめるなどのケンカも絶えません。それでもラスト10日、1週間となると、こどもたちも熱が入り始め
「おいちゃん!(大人)練習みて!」や「こうした方がいいんじゃない?」など前向きな
言葉や、全員が真剣に向き合う姿が見えました。
リハーサル~本番


本番はキャンプの2日目でした。朝からリハーサルです。
ある1チームは、まだセリフが抜けていて、だいぶ不安。直前まで練習をしていました。
いよいよ本番。保護者や関係者が見守る中、こどもたちは過去最高の出来の劇を見せてくれました。不安だったチームもフォローし合い、無事やり切りました。


私は黒子としてフォローしてましたが、黒子の黒い布の裏で泣いていました 笑
こどもたちの力ってすごい!!
何を学んだか、何を感じたか
わたしたちはこの劇製作を通して、こどもたちに「やりぬくこと」「チームのためにはたらくこと」を学んで欲しいと思いました。もちろん創造力を育むということもありますが
困難な課題に対して、あきらめずに取り組んで欲しい、最後までやりきること、性格も得意不得意も違うメンバーの中で、自分はどんな形でチームに貢献できるかを考え、取り組んで欲しいと思いました。
実際、お話しを作る時はほとんど話し合いに加わらず、怒られていた子が演技が上手だったり、アドリブが言えたりしていました。
チームでやるということは諍いもおきますが、それ以上に1人ではできないことをやりぬく力が生まれることもあります。それを身をもって体験して欲しいと考えていましたが
結果、そんな考えを超える景色を見せてくれました。
みんな頑張ったね!最高でした!
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